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こんにちは、FIRE目指して副業中のひこすけ(@hiko_fire)です。
あなたは開発職に興味がありますか?
「将来、家電などの開発をする仕事がしたい」
「営業や他の部署から開発職に移りたい」
「でも、一体どんな仕事内容なの?給料は?残業は?」
といったことが気になると思います。
もしそんな想いがあるのであれば、ぜひ僕の経験を踏み台にしちゃってください!w
このページでは元々開発職として入社した僕の経験談を赤裸々に公開していくので、開発職を目指す方には参考になるのではと思います。
なお、この記事は僕の開発の経験談をいくつかに分けて書いたもののひとつです。
他にも
- 仕事内容編
- 給料編
があるのでそちらも参考にどうぞ!
※この記事は開発職を推奨するわけでも否定するわけでもなく、あくまで開発の実態を解説したものです。
ただし僕の実体験が大いに含まれるので、多少のdisが入ることはご了承ください……w
向いてる人・向いていない人はいるのでそこはしっかり自分と向き合うしかないですね。
開発職の残業事情とは
では開発職の残業事情を片っ端から書いていきますよ~
思いつく限り「残業」についての情報を書いてますが、他にも「こんなことが知りたい」などがあれば、コメント欄やTwitter(@hiko_fire)までご連絡頂ければお答えします!
残業は何時間くらいするの?
具体的なデータがあった方がいいと思うので、開発1・2年目の残業時間データを大公開します。
(ちなみに下にあるグラフは今の仕事中に作りましたw そのくらい余裕があるという状況なのがすごい)
念のため残業時間の概念について簡単に説明すると、一般的に
- 月○○時間
という表現をします。
これは1日の仕事が17時までだとすると、そこから22時まで仕事をしたら残業は5時間ですね。
それが平日の20日間続くと5×20=100時間となります。
その場合、言葉の使い方としては
「俺繊月の残業が100時間超えそうだわ~」
みたいな感じで使います。
僕が学生の頃は残業の概念がよく分からなかったので誰か教えてほしかったので一応説明したんですが、大体こんな感じです。
さて、1年目~現在の4年目までの残業時間について見てみましょう。
1年目(開発)
暗黒時代の開発1年目、いきましょう。
- 最大:61時間
- 平均:30時間
1年目から61はやばいですね。毎日3時間、つまり20時まで残業してることになります。
恐ろしすぎる……
開発は1年目からこのくらいする可能性が大いにあります。
2年目(開発)
病みに病んで朝布団から出られなかった2年目いきましょう。
- 最大:56時間
- 平均:29時間
最大はかろうじで下回っていますが、依然平均は変わらず。
3年目(総務系)
参考までに異動してからの残業についても紹介しておきます。落差がすごいですw
- 最大:18時間
- 平均:9時間
異動して驚いたのは、圧倒的な仕事量の違いです。あまりに少ないので、何もしなくても残業が減りましたね。
とは言え3年目の前半ではまだ副業を始めていなかったので、むしろ残業代を稼ぐために意識的に残業していました。
4年目(総務系)
そしてこの記事を書いている現在の状況。11月末までのデータです。
- 最大:9時間
- 平均:2時間
ガンガン減ってきてますねw
余程のことが無い限り残業はしないので、平均はほぼ0に近づきつつあります。
参考までに残業時間・残業代・額面・手取りの推移が見えるようにグラフにしてみました。
なかなか珍しい形ですが、残業代の減少と昇給が相殺されてほぼ直線になってますねw
残業を含むと1年目が一番稼いでいて、4年目の現在が一番少ないですw
でも今の方が幸せなので、やはりお金だけでは計れない部分が大きいですね。
周りの人の残業時間は?
次に僕と同じチームや課、その他の周りの人の残業状況について。
僕だけが異常というワケではないことを分かってほしいのでお伝えします……
それに周りの人がどうなっているのか気になりますもんね。
そんな内部事情をお伝えします。
同じチーム
まずは同じチームの人たちの状況。
僕の職場では、正式ではないですが業務分担上チームに分かれていました。
チームのメンバーは4人くらい。
僕以外は全員30~40代のおじさんです。
気になる残業時間ですが、不幸なことにこのチームは部署全体(100~300人)の中でも屈指の残業時間を誇るチームだったのです。
なんせ事務所の98%くらいが帰っている中、このチームだけが残っているみたいな状況がかなりありましたからね。
ここまで言うともう具体的な数字は不要な気もしますが一応記載します。
チームの残業目安:最低45時間~80時間
正気の沙汰ではないですね。
法律や労働組合の決まりで45時間を超える場合は申請が必要だとか、80時間以上はしてはいけないだとか色々あるんですが、そのあぶないボーダーラインを常に攻めていました。。
イメージでいうと、毎日19時以降、もしくはノー残業デー以外は常に21時か22時以降まで残る、みたいな感じです。
うん、思い出したくないです。
同じ課・グループ
次に少し大きな単位の課・グループです。
ここに来ると少しばらつきが出てきます。
自分のチームは除外して目安を記載すると……
課の残業目安:20~60時間
大体このくらいだと思います。
仕事の種類的に月20時間くらいしかしてない人も居たんですよね。
当時はその人たちが羨ましすぎてもはや憎んでました。
純粋に開発ではなく、研究とか作業系とかの人もいたのでバラつきが出てるんだと思います。
同じ部署
最後は部署全体です。
100~300人くらいいるかたまりだと思ってください。
このくくりで見るとかなりバラつきがあるんですよね。
部署の残業目安:0~80時間
そうです。僕が必死こいて残業してるのに、かたや0時間で帰ってる人もいるんですよ!
(今は僕自身が0なんですが)
ここで気づいたことは、
残業時間は課や人によって全く違う
ということ。「この会社は残業が少ない」とかそんなものは無いです。人によってマジで違う。
正直もぐってみないと残業時間なんて分からないです。
ただし、やっぱり開発系の人は基本残業が多いですけどね。
具体的に言うと30時間はまず堅い。下手したらちょいちょい45を超えるかギリみたいな感じです。
残業してまですべきことって何?
残業残業って言うけど、実際残業しないといけない状況ってなんなの?
って疑問に思うかもしれないので、その辺を解説します。
いくつかのパターンがあるので、具体例を交えつついきますね。
雰囲気に負けて残業
意外と多いのが「みんな残ってて帰りにくいな……」みたいな雰囲気を勝手に感じて残ってしまうパターン。
周りに合わせる文化が強いので、一人だけ違う行動をするのが怖いんでしょうね。
審査会(DR)が間近で資料作成が終わらない
学生でいう試験みたいなものが開発にもあります。
(詳しくは仕事内容編を読んでみてください)
その審査会に必要な資料が山のようにあるのでそれを作るのが終わらずに残業になっちゃうんですよね。
もちろん作るだけではなく上司に承認してもらわないといけないし、ダメだったらやり直しですし、本当に時間がかかるんですよ。
実験や評価が終わらない・設備の空きが残業時間しかない
これも開発ならではの理由ですが、実験や評価ってめちゃくちゃ時間がかかるんですよね。
ましてやすぐに上手くはいかないし。
ちょっと実験してたらすぐに1日が終わっちゃいます。
また実験や評価をするための設備が少なく残業時間しか使えない、みたいな状況になることも多々あります。
そんな時は定時中は他の仕事をして、残業時間から評価スタートとかもザラにあるんですよね。
なんだかなあという感じ。
打ち合わせばかりで定時内に作業時間が無い
これは開発に限ったことではないですが、打ち合わせばかりで日中全然作業ができないということも多々あります。
例えば課の進捗確認会や部の報告会、特許調査の打ち合わせや、開発業務意外のワーキング活動などなど……
ただでさえクソ忙しいのに打ち合わせばかりだと、本当に作業が進まないんですよね。
急に「今日中まで」の仕事が湧いてくる
せっかく自分のしごとを着実に進めていても、なぜか「今日中まで」みたいな仕事が湧いてくるんですよ。
「定時すぎるからそれは明日やる」
なんて言えればいいんでしょうけど、みんな残業をするのが当たり前なので「じゃあ残業してなんとか終わらせるか」みたいな感じになっちゃうんですよね。
本当に信じられません。
こんな感じで残業をしなければならない状況はたくさんあります。
そしてきっとまだまだあるので、こんな中で頑張らないといけません。
残業時の精神状況は?
そりゃあもうしんどいですよ。
でもこれじゃ当たり前なので、もう少し深堀りしてみます。
例えば朝~帰りまでの精神状況を書いてみると……
- 朝:今日も残業しなきゃかな……しんどい
- 日中:あー間違いなく残業だ……しんどい
- 定時:むしろこれからスタートだ(深夜テンション)
- 帰り:(死んだ魚の眼)
みたいな感じでした。
あくまで僕の状態ですが、これが毎日毎月毎年……と続いていくと考えると、そりゃあ絶望もしたくなりますよね。
思い出しくもないですが、この時の辛い思いはこちらの記事で語っているので、もし開発を目指しているけど不安……という人は読んでもらえれば参考になるかもです。
曜日別の残業時間のちがい
参考になるか分かりませんが、曜日別でも振り返ってみました。
僕の部署では水・金がノー残業デーといって、「基本的に定時で帰りましょう」という日になってます。基本的に。
そのため、それ以外の月・火・木は残業してる人がほとんどですね。
実際僕もノー残業デーならそんなに萎縮せずに帰ることができたので心強かったです。
ちなみに周りを見ると、月曜は土日の後ということもあり残業は少なめですが、火・木はバリバリやる人が多い印象でしたね。
(今は定時で帰っているのでみんながどういう状況なのか不明ですが)
休日出勤の状況は?
休日出勤に関しては、僕自身はほとんどせずに済みました。
せいぜい1・2回くらいDR前に出たくらいですね。
その一方でチームの人たちはバリバリ休日出勤してました。
仕事が多すぎて終わらなかったのか、それが当たり前になって麻痺してるのかは不明……(あるいは両方)
ちなみに……学生には馴染みがないと思うので一応説明すると、休日出勤は残業時間という扱いになります。
(厳密に言うと法定休日でない休日。日曜が法定休日なら土曜出勤は残業時間扱い。詳しくはググってください)
なので土曜日に出勤すると一気に8時間とかの残業がつくことになります。
(出勤時間は1時間でも8時間でも大丈夫)
開発職の残業に関するポイント
ここまで僕の経験を交えつつ開発の残業時間について語ってきましたが、まとめるとどういう感じなのかを整理しておきます。
これが分かれば、あなたが開発を目指すのか目指さないのかを決める手助けになるハズです。
ポイントは3つ。
① 基本的に仕事が多いので残業は多い
開発はそもそも仕事が多いので必然的に残業せざるを得ません。
これはもう仕方がない。
② 開発のおじさんたちはめちゃくちゃ残業するのが当たり前
想像以上に若者とおじさんでは住んでいる世界が違うので、理解することは困難です。
一つだけ言えるのは、おじさんたちはめちゃくちゃ残業します。
③ ただし最終的に部署や人による
とは言え、最終的にはやっぱり部署や人によります。
開発でもなぜか定時で帰れる人もいますからね。
この3点を踏まえた上で、今後の皆さんのキャリアを想像してみてください。
(めちゃくちゃネガティブな感じでしか書いてないですが、これが事実なのでそのままお伝えしました。他の会社、あるいは他の部署に行けばそんなことは無いという開発もいるかもしれません)
悩んでいるなら適職診断をすべし
「結局自分は開発にあっているんだろうか……?」
と疑問になってきた方もいるかもしれません。
そんな時は「適職診断・職業診断」というものを受けてみるといいですよ。
僕も実際に受けてみたおかげで「やっぱ向いてないな」と確信したので異動願いを出しましたしね。
皆さん自身の中にある考え方を補助する意味で使うのはアリなんじゃないかなと思います。
適職診断については下記ページで詳しくまとめているので、試しにやってみると面白いですよ。
【まとめ】18の職業診断・適職診断を全部体験してみた結果【おすすめは?】
まとめ
ということで元開発職の僕が経験談を赤裸々に暴露してきました。
この記事の他にも開発職のエピソードは話しており、
- 仕事内容編
- 給料編
などもありますのでぜひ参考にしてみてください!
【元開発職が解説】大手メーカー開発職の仕事内容・給料・残業などを暴露【仕事内容編】
以上、FIRE目指して副業中のひこすけ(@hiko_fire)でした!