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こんにちは。 FIREラボのひこすけ(@hiko_fire)です。
貯金0円だった25歳からFIREを目指し始め、28歳(2021年)で退職、杵築市でサイドFIRE生活を始めました。
この記事を見てくれたということは、
FIRE・セミリタイアを目指す人でも、
iDeCoに入った方がいいの?
入らない方がいいの?
と悩んでる方が多いんじゃないかと思います。
そこでこのページでは『FIRE・セミリタイアの民はiDeCoに加入すべきか?』について、会社員を5年半やって退職した僕の実例を踏まえて解説していきます。
ひこすけ助手
結論:FIRE・セミリタイアを目指す人もiDeCoに入る価値はある
あおめでとうございます。
FIRE・セミリタイアを目指す我々にも、iDeCoに入る価値はあります!
入ってもほぼ損はしません。
OK!わかった!
という方はここで閉じてすぐさま始めちゃってください。
「いや、まずは理由を聞いてからだ」
という方には、これから厳選した1つの理由を解説します。
ポイント:退職後もiDeCoの恩恵を受けられるか?
基本的にiDeCoという制度は、
サラリーマン・自営業者といった
働くひと
のために作られた制度。
(主婦も加入できますが)
つまりFIRE・セミリタイアを目指す我々には、メリットの薄い制度なのです!
ひこすけ助手
じゃあ我々がiDeCoを使うべきなのか考える重要なポイントはただ一つ。それは
リタイア後もiDeCoの恩恵を受けられるか?
であります。
これからFIRE・セミリタイアを目指すなら、働く期間の方が短く、リタイア期間が長いですよね。
(そうじゃない人はごめんなさい)
だったら長い方の「リタイア後」に恩恵を受けられるかで、加入の要否を検討すべき。
これを前提として、FIRE・セミリタイアを目指す人はiDeCoに加入すべきか?
を解説します。
iDeCoに入る価値がある理由
お待たせしました。
なぜ社会のお荷物である我々でも、iDeCoに入るメリットがあるのでしょうか?
その理由はたった一つ。それは、
iDeCoの3大メリットのうちの一つ、
「運用益が非課税」
というメリットだけでリターンが得られるから。
ちなみに3大メリットはコレ。
①拠出金が所得控除される
②運用益が非課税となる
③受取時の税金が抑えられる
①・③はこの際忘れてください!
これはサラリーマンとか自営業みたいな、ちゃんと稼いでる人にしか関係ありません。
干物生活を送る我々には縁のない話です。
今回は「②運用益が非課税となる」に注目!
この②のメリット、似てる制度がありますよね?
はい正解! それはNISAです!
NISAも同じく、運用益が非課税になる制度。
つまり②だけ切り出すと、制限つきのNISAみたいなもんだと思えばOKです。
ということで、まず結論だけ言えば、
②のNISA的な制度だけでも、iDeCoを使うメリットはあります。
本当にメリットがあるかシミュレーションしてみた
とは言え数字を見てみないことには、iDeCoの恩恵が受けられるか分かりませんよね。
そこであるシミュレーションをしてみました。
これを見れば、ざっくりと「iDeCoやっても良さげだな」と思えるかと思います。
シミュレーション目的
FIRE・セミリタイアを目指す人は「運用益が非課税」というメリットだけでiDeCoを使う価値があるのか?を検証すること
条件
項目 | 値 |
サラリーマン期間 | 10年 |
FIRE期間 | 30年(60歳までの) |
サラリーマン期間のiDeCo拠出額 | 60万円(最低額の5,000円/月) |
利回り | 年利3%(税引前) |
口座維持手数料 | 66円/月(税込) |
この条件で、次の2つのどちらがリターンが大きいかを計算。
- ただの証券口座で運用
(20.315%課税) - iDeCoで運用
(運用益が非課税・維持手数料が66円/月かかる)
計算
最終的に得られる金額 = FIRE時点の元本 * 30年後の評価額 – 課税額 – iDeCo手数料
評価額参考:«ONINPUT自動計算» 終価係数(ファイナンシャル・プランニング=6つの係数=) _ iseeit.jp ファイナンス
表はそれぞれのパターンでかかる税額や手数料を計算したもの。
結果は一番右の列「最終的に得られる金額」が多い方が勝ち。
結果
- ただの証券口座で運用(20.315%課税)
最終的な額:128万円 - iDeCoで運用(運用益が非課税・維持手数料が66円/月かかる)
最終的な額:143万円
つまり、サラリーマンの間だけ最低金額拠出し、FIRE・セミリタイア達成後は拠出をやめて手数料を払い続けたとしても、
iDeCoを使って運用していた方がお得
といえます。
ちなみに利回りは0.6%あたりが損益分岐点になり、それ以下の利回りだと手数料負けしちゃいます。
もちろん「運用益が非課税」というメリットを受けるためには、投資信託などに回すことが必須条件にはなりますね(そういう制度ですし)
シミュレーションに使った3%はムリのない数字だと思います。
最終的には好みの問題
とは言え、iDeCoにはここで説明していない制約や手数料、制度上の問題などもあるのが事実。
それをトータルして考えると、正直好みの問題になってきちゃうんですよね。
例えば「60歳まで引き出せない」という制約について
と考える人もいれば、
と感じる人もいます。
またiDeCoは60歳を超えたら、いずれは全て売却しなければなりません。
となると、
売却時に暴落が来ていたらどうしよう
運用を続けたいのに売却するのはイヤだ
と感じる人も居るはず。
そんなこんなで不確定要素が多いので、
- 何を良しとするか?
- 何を信じるか?
が分かれ、最終的には好みによるというワケですね。
28歳でサイドFIREしたひこすけはどうする?
結論:iDeCoのに加入します
まとめ
FIRE・セミリタイアを目指す人もiDeCoに入る価値はある
拠出しない期間が30年あって、サラリーマン時代も最低限しか拠出してないとしても、非課税制度の無い証券口座で運用するよりかはリターンが大きい
不確定要素が多く絡む制度なので、最終的に選ぶのは好み
ひこすけ
でも企業型確定拠出年金が導入されているので、もしや……
と思って担当の人に聞いてみたら、案の定
iDeCoは入っちゃだめ♡
っていう仕組みになってました……ざんねーーーん!!!
ところがそのメールの下の方に
「その代わり……ではないですが、新たにマッチング拠出の導入を進めてます」
と書いてあったんですよ!
むしろそっちのがええやん!と喜んじゃいました。
(マッチング拠出=社員が拠出した分、企業も同じ額を拠出してくれる制度。タダでお金が貰える神制度)
まあ企業型確定拠出年金に入ってる時点で、会社を辞めたらiDeCoに強制加入になるんですけどね。
その辺の流れなどはまた別の記事で。
まずは皆さんの会社でiDeCoに入れるかを確認しておきましょう!
検討はそれからでOKです!(僕みたいに、結局入れんのかーいとなるので)
以上、FIRE目指して副業中のひこすけ(@hiko_fire)でした!
Have a nice FIRE!
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YOUTUBEではiDeCo不要論が多かったので勉強になりました!所得控除を増やす目的でも正規職員で働いている間は拠出して、もしFIRE達成できたら運用指図者になって老後まで運用したいです^^
しょこらさん、コメントありがとうございます。
不要派の方はリスク許容度が小さいのかもですね。
最低3%程度で運用すればメリットはあるので、僕もしょこらさんと同じ計画でいきます。