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こんにちは。FIREを研究しているひこすけ(@hiko_fire)です!
僕は現在20代で、30代のうちのFIREを目指しています。
このページでは、
FIREを目指し始めたけど、必要資産までが遠すぎて萎えちゃう……
もっと早く達成して自由を手に入れる方法は無いのかな?
といった疑問に対し、
「サイドFIRE」という考え方を解説していきます。
僕自身も視野に入れている考え方なので、ぜひ参考になれば。
FIRE達成までのハードルは低くない
事実、FIRE達成までのハードルはなかなか高いです。
僕の必要資産は3,000万円と割と少なめ。
ですが現在FIRE用資産は30万円ほどなので、目標に対してわずか1%しか貯まってません……
いやいや遠すぎるわ!!!!www
そこで当然ながら、ある考えが浮かびます
もっと早くFIRE達成して、会社に通わなくて良い自由な生活を手に入れられないだろうか……
それに答えてくれるのが「サイドFIRE」。
サイドFIREとは?
生活費の一部を個人事業や労働によってまかなうこで「より少ない資産」で、「より早く」FIREを達成できるという考え方。
普通のFIREと違うところは、
- 必要な資産額
- サイドFIRE達成後の労働量
この2点です。
詳しく解説していきます
サイドFIREに必要な資産と労働
必要資産はどのくらい減る?
どのくらい労働でまかなう気があるか?によって決まる
当然ながら人によって基準は違うので一概には言えませんし、自分で決めるしかありません。
例えば生活費が10万円の人なら、月に5万円を労働で稼げば、引き出し額は月5万円になります。
つまり必要資産は、
5×12×25=1,500万円
これなら年間200万円貯めていけば7年半で達成できます。
実際は給与が増えたり、副業で稼いだりすればもっと短縮できますよね。
ひこすけ
労働はどのくらいする必要がある?
どのくらい資産を貯められるか?によって決まる
こちらも必要資産と同様、人によって違うし、自分で決めるしかないです。
先ほどの例と同じく月5万円の労働をするとします。
時給1,000円としたら、
50,000/1,000=50時間
50/8=6.4日
つまり週に1日か2日、フルタイムで働けばOKってことになります。
もちろんバイトやパートをする必要は無く、ブログやYouTube、せどり、動画編集などのクライアントワークをすれば5万はほとんど誰でも達成できますよね。
労働についても、自分の価値観と照らし合わせて、
- どのくらいなら働いてもOKか?
- 完全にFIREするにはどういう計画が良いか?
を考えながら決めればOK!
サイドFIREのメリット・デメリット
サイドFIREのメリット
- フルFIREより短期間でFIRE生活に入れる
- 収入が少なくても達成しやすい
- 元の資産が少なくても達成しやすい
- 若いエネルギーを趣味や好きな仕事のためにほぼ自由に使える
フルFIREより短期間でFIRE生活に入れる
最大の魅力はやっぱこれ!
「FIRE達成はあと10年後か……」とか思うと結構シンドいですけど、5年後とかだったら頑張れそうじゃないですか。
そのチカラが、サイドFIREにはある。
若いエネルギーを趣味や好きな仕事のためにほぼ自由に使える
短期間でFIREできるということは若いうちに自由を手に入れられるということ。
(自分にとって一番若い年齢という意味)
筋力や気力は老化と共に衰えていくので、何か始めるにしても若いうちがいいですよね。
ひこすけ
収入が少なくても達成しやすい
ネット上で「FIRE達成した!」みたいな人って大体高収入じゃないですかw
一方で我々のような庶民は、なかなか数千万円貯めるのはシンドいです。
そんな我々を救ってくれるのが、サイドFIREなんですよね。
目標資産が少なければ、当然収入が低くても実現しやすくなりますし、到達速度が早くなります。
元の資産が少なくても達成しやすい
あなたの純資産は今いくらでしょう?
僕は生活防衛資金を除いたら、FIRE用の純資産は30万くらいですw
まあまだ負債が無いだけ良いんですが、FIREを目指し始めた時点で資産がマイナスとかだと、ゴールはかなり遠く感じますよね……。
ところがサイドFIREなら、そのゴールを少し近づけることができます。
サイドFIREのデメリット
- 達成しても労働する必要がある
- 逆に一生労働しなければならない可能性がある
- 働けなくなった時に資産が大きく減る
- 暴落時の備えが無いと資産が大きく減りフルタイム労働に戻る必要が出てくる
- 世間体が悪く見えがち
- 生活の不安に悩まされる可能性がある
達成しても労働する必要がある
その仕組み上、フルタイムの会社を辞めた後も一定の労働はする必要があります。
それがストレスになってしまい「会社の方がよかったかも」なんて思ってしまう人もいるかもしれません。
逆に一生労働しなければならない可能性がある
若いうちはまだいいですが、段々高齢になってきた時にまだ資産が少ないと、ずーっと労働し続ける必要が出てきます。
これではリタイアした意味が無いですよね。
しかし、資産からの引き出しだけで生活できるようになっていないと、ずっと働くことになる可能性は残ってしまいます。
働けなくなった時に資産が大きく減る
フルFIREした人は例え病気になったとしても収入が変わることはありません。
しかし一部でも労働から収入を得ていると、働けなくなった分だけ収入が減ってしまいます。
※これを書いている現在も、コロナの影響で多くの接客業などのバイト・パートのシフトが消えました。
そうなると資産を取り崩すしかなくなるので、そのタイミングで大きく資産が減ってしまいます。
暴落時の備えが無いと資産が大きく減りフルタイム労働に戻る必要が出てくる
株価が暴落すると、4%の引き出し額はグッと減ってしまいます。
(FIREラボでは定率法を推奨)
例えば平常時は5万円引き出せていたのが、2万円しか引き出せなくなるといった可能性も普通にあります。
それがリスク商品ですもんね。
そんな時に生活防衛資金となる現金が無いと、4%を超える額を引き出すことに……。
それが何を意味するかは分かりますよね。
(失敗の確率が上がります。詳しくは4%ルールやTrinity StudyといったFIREの基礎の記事を参照)
しかしこれには、既に実戦投入済みの対抗策があるので、これを守っておけばデメリットにはならないかと。
詳しくはこちらの記事を参考にどうぞ
【超実践的】「FIRE 最強の早期リタイア術――最速でお金から自由になれる究極メソッド」を要約【FIREムーブメント本の書評】
世間体が悪く見えがち
気にしないにこしたことは無いんですが、世間体はやはり悪めかもしれません。
こちとら普通の人はやってない投資に取り組み、研究論文まで読んでるワケですが、世間から見たら
バイトと貯金で生計を立てる引き籠もりフリーター
ですからねw
まあこれはFIREしてる人の方がより謎な存在なので、あまり気にすることは無いかもしれません。
生活の不安に悩まされる可能性がある
少ない生活費をバイトで稼いでいるとなると、
このバイトに行かないと生活ができない……
という思いを抱えながら生きることになります。
これはちょっと嫌ですよねえ。
どうせFIREするなら、全く働かずに悠々自適に暮らしたいものです
まあこれが早期にFIREするための
「悪魔との契約」
みたいなものなんですけどねw
FIREとの比較
ではサイドFIREの性質が分かったところで、FIREとの比較をしてみましょう。
サイドFIRE | 項目 | FIRE |
短い | 達成までの時間 | 長い |
少ない | 必要資産 | 多い |
必要 | 達成後の労働 | 基本不要 |
やや不安 | 将来の安泰度 | 安泰 |
減 | 失業時(病気・経済)の収入 | 変化なし |
若干あり | 生活の不安 | ほぼ無し |
社会に出る分少し悪い | 世間体 | 謎な人 |
まとめるとこんな感じ。
うむ。やはりサイドFIREは魅力的ではあるけど、悪魔と契約を結んでリタイア時期を早める方法ってのは間違いないですねw
それぞれ性質が違うので、
- 自分がどちらを取りたいのか?
- どうやったらフルFIREのレベルまで持っていけるのか?
その計画をしっかり練って決めていく必要があります。
あなただったらどっちが良いですか?
どこにリスクを取りますか?
僕はサイドFIREで上がりつつ、事業を育ててフルFIRE達成を目指そうかと思います。
理由としては、人生を会社に捧げる方が逆にリスクで、好きな仕事でのびのびやった方が結果的にお金も増える気がするからですね。
例えばこんなサイドFIRE
ここまでサイドFIREの理論的な説明をしてきました。
最後にもっとイメージがしやすいよう、具体的なパターンを想像してみましょう~
※今回のシミュレーションは
- 生活費:120万円/年
- ゴール:3,000万円
とします。
パターン1:引出:労働=8:2
引出 | 労働 |
8万円(80%) | 2万円(20%) |
必要資産 | 貯めずに済む資産 |
2,400万円 | 600万円 |
600万円分、つまり年に200万貯める人なら3年早くリタイアできることになります。
これは生活費の2割=600万円分の資産収入を労働により稼ぐ計算ですね。
月2万なので、時給1,000円としてもフルタイムで月に3日ほど働けばOKという余裕さです。
こうなると自由時間がたくさんあるので、
- 個人事業を伸ばして、さらなる資産アップを目指してもOK
- 夢を追いかけてスキルアップしてもOK
という感じです。
パターン2:引出:労働:個人事業=6:2:2
引出 | 労働 | 個人事業 |
6万円(60%) | 2万円(20%) | 2万円(20%) |
必要資産 | 貯めずに済む資産 | |
1,800 | 1,200 |
1,200万円分、つまり年に200万貯める人なら6年早くリタイアできることになります。
これは生活費の4割=1,200万円分の資産収入を労働により稼ぐ計算ですね。
月2万ずつなので、
- 時給1,000円としてフルタイムで月に3日ほど働く
- ブログ収入や動画編集をいくつかこなす
これだけで1,200万円分の資産収入になっちゃいます。
なんだかこう考えると、フルタイムで働く必要ってあんのか……って気分になってきますね
生活費をしっかり抑えていれば、このくらいの労働でも良いということが分かります。
ただしこれだとずっと働く必要があるので、徐々に資産を増やす工夫をしないとですね。
サイドFIRE達成に役立つページ
サイドFIREが気になってきた?
じゃあここの記事を読んでいきな!
……ってことで、気になる記事があったらご参考にどうぞです 笑
【まとめ】図解で学ぶ!FIREムーブメントの基礎知識 【何歳までにFIRE達成?】目標年齢別FIRE達成シミュレーションまとめ【セミリタイア・アーリーリタイア】
以上、FIRE目指して副業中のひこすけ(@hiko_fire)でした!
Have a nice FIRE!
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