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こんにちは。FIREを研究しているひこすけ(@hiko_fire)です!
僕は現在20代で、30代のうちのFIREを目指しています。
このページでは、
- 仕事はやっぱり続けたい。
- だけど家族や仲間と過ごしたり、夢を追いかける時間も欲しい。
という悩みにぴったりな
「パーシャルFI」
について、その定義やメリット・デメリットなどを解説していきます。
考え方についてはFIRE 最強の早期リタイア術――最速でお金から自由になれる究極メソッドを参考にしました。
どんな本か気になる方はこちらの記事もどうぞです。
【超実践的】「FIRE 最強の早期リタイア術――最速でお金から自由になれる究極メソッド」を要約【FIREムーブメント本の書評】※実践的で結構よかった
パーシャルFIとは?
生活費の一部だけを資産収入とし、時間を減らしながら仕事を続けるスタイル
一般的なFIREは「経済的自立」と「早期退職」の両方を目指します。
※FIREがよく分からない方はこちら
【図解】FIREムーブメントとは?日本におけるFIREについても考えてみた【Finantial Independence Retire Early】
一方でパーシャルFIは文字通り「経済的自立」のみを目指すムーブメント。
「パーシャル」=「一部」という意味があるのでこういう呼び方になったようです。
会社や仕事を続けるけど、生活費の一部は資産からの収入でまかなう、というスタイルですね。
「必ずしも早期リタイアする必要はない」という考え方
FIREというと「とっとと会社なんて辞めてやるんじゃ!」みたいな感じがありますよね?
僕自身そうなのでみんな早期リタイアしたいもんだと思ってました
ところが当然ながら、
- 今の仕事が好き
- 仕事を完全にやめるのは不安
といった考え方もあるそうな。
(もしかしたらあなたも?)
確かに、もう少し家族との時間を確保したいけど、仕事も続けたいという方も多いと思います。
そんな「仕事を続けたい」「時間が欲しい」という2つの理想を程よく叶える方法がパーシャルFIなのです。
今現在好きな仕事を見つけている方や、家族のために最低限の安定した生活費が欲しい方、社会との関わりをもっていたい方なんかにおすすめですね。
パーシャルFIに必要な資産
では具体的にパーシャルFIに必要な資産を考えていきます。
と言っても具体的な数値や比率があるワケではなく、以下の要素によって決められます。
- 仕事からの収入の減らし具合
- どれだけ資産を貯めるか
具体的な例を挙げながら見ていきましょう。
例:生活費120万円/年の人
この場合フルFIREに必要な資産は、こうなります。
120×25=3,000万円
これらの条件をもとに、パーシャルFIの具体例を考えると……?
「仕事からの収入の減らし具合」から考える
現在のフルタイム労働を切り替え、例えば月5万だけ生活費を稼ぐとします。
そのためには月に7日ほどフルタイムで働けばいいことに(時給1,000円とする)
そうなると残りの5万を資産から手に入るようにすればいいので、必要な資産は
60×25=1,500万円
となりますね。
「どれだけ資産を貯めるか」から考える
逆に今後数年で貯められそうな資産から逆算するのも良いです。
例えばあと5年でリタイアしたいけど、2,000万円しか貯まりそうにないとします。
2,000万円の資産から得られる生活費は
2,000×0.04=80万円
年間の生活費は120万円なので、プラスで稼がないといけない額は、
120-80=40
40/12=3.3万円
そう、残り3.3万円分の労働をすればOKになります。
今回は額が少ないですが、例えこれが10万円だとしても、好きな仕事を好きな時間選べるのはうれしい!
パーシャルFIのメリット・デメリット
パーシャルFIにもメリットとデメリットがあります。
それぞれのポイントが自分にあってるかを考えて選ぶのが○!
メリット
- 仕事が続けられる(好き・不安・セーフティーネット・信用など)
- 自由な時間が得られる
- 資産が少なくても達成できる
- フルFIREより早く達成できる
「生活に余裕をもって」仕事が続けられる
まず一番は「生活に余裕をもって」仕事を続けられるという点。
いくら好きな仕事でも、明日のご飯が買えないとなると苦しいもんね……
その点パーシャルFIはある一定のインカムが見込めるので、心の余裕ができる!
仕事を続ける理由は、「好き」・「不安」・「セーフティーネット」・「信用」など色々ありますが、いずれにしろ安心して続けたいことを続けられるのはいいですよね。
自由な時間が得られる
労働時間が減ると当然ながら自由な時間が増えます。
この時間を使えば、家族や仲間と過ごす時間、夢のためにスキルアップする時間、趣味を楽しむ時間、なんでも自由に過ごすことができます。
資産が少なくても達成できる
先ほど計算したようにあ、生活費の一部を労働から稼ぐ方法なので、資産は少なくて済みます。
僕もまだまだ目標資産に遠いので、この手はアリだなあと心がゆらぐ……
フルFIREより早く達成できる
達成に必要な資産が少ないので、その分早く達成できるんですよね。
仕事を続けつつも、若いうちに色んなことにチャレンジする時間が得られるということです。
これはかなり魅力的ですよね~
FIRE達成までの早さは、僕が一番重要視してるポイントでもあります。
若いうちに色々やりたいし。
デメリット
- 時間の融通がきく仕事が見つかるとは限らない
- 仕事を変えると収入が下がり、結局労働時間がほとんど減らない
- 収入が落ちるとフルFIRE達成が遠くなる
時間の融通がきく仕事が見つかるとは限らない
実際日本だと会社勤めで時間の融通がきく仕事はなかなかありません。
派遣社員だとしても毎日出勤が普通ですもんね。
なので、例えば半年の契約でフルタイム勤務し、残りの半年は働かないとかもアリかもしれませんね。
他の解決策としては、フリーランスとしてやっていくのもアリだと思います。
恐らくそちらの方が現実的な気はしますね。
仕事を変えると収入が下がり、結局労働時間がほとんど減らない
日本は特に新卒正社員の立場がものすごく強いので、転職したり時短勤務者になったりすると途端に給与のベースが落ちます。
そうなると結果的にあまり労働時間が減らない……という問題は起きる可能性がありますね。
これも解決策としては、そうした会社を見つけるか、フリーランスとして仕事を続けるのが現状では妥当かもしれません。
収入が落ちるとフルFIRE達成が遠くなる
パーシャルFIはフルFIREより早く労働時間を減らし時間を確保する方法です。
その代償として収入が落ちるので、完全なFIREを達成するための資産はなかなか貯まらなくなってしまいます。
解決策としては、空いた時間で好きな個人事業などをはじめ、入金力を増やすのが良さげですね。
他のFIREとの比較
パーシャルFIはあくまで一つの方法なので、他の方法と比較して自分にあったスタイルを見つけてみてくださいね。
まあ実際は現実的に達成できそうなラインを目指していくことになると思いますが……
表.いろいろなFIREの違い
項目 | FIRE | サイドFIRE | パーシャルFI |
達成までの時間 | 長い | 短い | 短い |
必要資産 | 多い | 少ない | 少ない |
達成後の労働 | 基本不要 | 必要 | 必要 |
将来の安泰度 | 安泰 | やや不安 | やや安泰 |
失業時(病気・経済)の収入 | 変化なし | 減 | 変化なし |
生活の不安 | ほぼ無し | 若干あり | ほぼ無し |
世間体 | 謎な人 | 社会に出る分少し悪い | ほぼ変化なし |
表.いろいろなFIREの違い(図)
パーシャルFIREとサイドFIREは結構似てますね。
ひこすけ
以上、FIRE目指して副業中のひこすけ(@hiko_fire)でした!
Have a nice FIRE!
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2,000×0.04=8万円
と書かれてますが計算すると80になります。
どちらが間違ってるのか気になるので教えてください。
翼さん、ご指摘・コメントありがとうございます!
正しくは、
2,000×0.04=80万円
ですね。後の説明も間違っていたので、修正しております。