優等生の仮面を捨てる3つのロジック

アニメ化目指して漫画を描いているひこすけ(@hiko_fire)です。

「人の役に立ちましょう」
「最後まで頑張りましょう」
「先生や親の言うことを聞きましょう」

小さい頃からよく耳にした言葉ですよね。僕もこう見えて昔は優等生タイプだったので、こういう言葉を額面通り受けとって実践しようとしてきました。おかげで東証一部上場企業に入社することはできた。できたけど、苦しかった。ああ、40年出られないトンネルに入っちゃったなって。

そんな泥みたいな思いが募りに募って、蝉の声がまだ残る2021年8月に、5年半勤めた会社を退職。自分が本当に進みたいと思える道を歩みはじめました。そのおかげで現在は(まだお金にはなってませんが)毎日好きなイラストを描いたり、漫画を描いたりして過ごしています。

 

今回はそんな”優等生”を演じ続けてきたあなたに、その仮面を外すための3つの考え方をまとめてみました。これは僕自身が自分にかけられた暗示を解き、今の生活を手に入れる過程で用いた方法です。

少しでも新しい道への光になれば嬉しいです

ひこすけ助手

 

優等生をやめる3つの考え方

のびのび生きることが最大の親孝行

あなたを産んだり育ててくれた両親は、果たして日々消耗しながら過ごす子どもを見て幸せに思うのでしょうか。……否。そんなことあるはずもない。ほとんどの親は子どもがのびのびと生きていってほしいと願っているはずです。

しかしそんな思いを叶えてあげられてなかったのが入社2年目の僕でした。
あれは確か5月頃。いつものように何度目かも分からないスヌーズを停止し、ようやく布団から出ようとしたのですが……出られない。体は(胃が痛い以外は)健康だし金縛りでもない。そう、メンタルがやられすぎて上体を起こす以上の動作がとれないんです。やばい、もう家を出ないとバスに間に合わない。でも……。無理でした。

「今日はもういいや」

鬱で正常な判断ができない状態でもさすがにやばいと判断した僕は、ひとまず休む旨を母に伝えることに。その時思ったんです。なんか居心地悪いなって。別に僕は悪いことをしてないんですが、なんとなく。自分がこんなにもボロボロになっているのを見せるのが申し訳ない気持ちだったのかもしれません。

 

一方で今の生活はストレスなんて冬の寒さくらいだし、心の底からやりたいことをやれてる。帰省した時に「この間こんな本を作ったよ」みたいな話をするのは、すごく心地が良いです。

とまあこんな経験から、会社で鬱々としているよりは楽しく生きてくべきなのかな、と思ったのが一つ目ですね。たとえうまくいかなくても。

 

世界はそれでも回り続ける

「自分が抜けたら今の部署の人たちが困っちゃうかも」
「みんな真面目に働いてるんだから自分も働かないと」

はっきり言ってこれは思い上がりでした。僕なんていなくても、良くも悪くも社会はもう回っちゃうんです。

まあ確かに一時的に僕の仕事は課長や同僚に流れるので仕事量は増えるでしょう。でもちょっとしたら人員なんて補充されるし、そもそも会社に居る時点で仕事が急に増えたりするのは仕方がないこと。それはあなたのせいではなく、会社員を選んだ同僚や上司の課題。

 

感情や思い込みではなく”論理”で割り切ることができれば、あとはもう早いもんです。僕も上司から「有給消化は諦めてもうちょっと業務をしてほしい」とか言われましたが、知るかボケェと思いながら「いえ、承服できかねます」ときっぱり断りました。年上の大人に堂々と意見を言うのは結構気持ちいいですね。クセになりそうでした。

良い意味で、あなたがいなくても世界はちゃんと回ります。RPAやAIみたいなテクノロジーだって発展してんだから。だったら自分のやりたいことをやろうよ。

 

適材適所で人は輝く

藪から棒にすみませんがDr.STONEなるアニメ・漫画はご存知ですか?
この作品ではっとしたエピソードがあったんです。

※ちょっとだけ説明すると……(本記事内でネタバレはしません)

 

”ある日、人類は謎の光線を浴びて石化してしまい、その数千年後の原始時代と化した世界で主人公たちが科学の力を駆使しながら石化光線の謎を探ってゆく”

 

そんなお話です。

 

はっとしたエピソード、それは「役割分担」――

主人公は知識を、友人は筋力や体力を、それぞれかけあわせて一緒に頑張るんですよ。これって考えてみりゃ当たり前なんですが、現代では仕事が超高度に分業化されてるので気づきづらいんですよね。

果たして僕の、あなたの輝く場所は会社員なのか。真面目に社会に貢献するいい人なのか。いや違うんじゃないかと。もっと輝く場所があるだろうと。

そう考えた時、別にみんなと同じように会社員をやったり、何か体裁の良い自営業をやったりする必要もない。そう思ったんですよね。むしろ自分がちゃんと輝く場所を見つけられれば、それは自分だけじゃなく世界に貢献できさえすると。もちろん貢献しなくてもいいけど、どうせなら世界と自分がWinWinになった方がいいじゃないですか。

だから周りと同じ道、親や先生から示された道をとぼとぼ歩く必要はないんです。

胸張って己の道を行こうじゃねえかと。

 

優等生やめた感想は?

え、そりゃあもうニヤケ顔が止まらないほど、清々しく幸せに決まってるじゃないですか。今まで平地にいると思ってたけど実は富士山の山頂に居た、みたいなレベルで息苦しかったですからね。

自分を犠牲にして有給消化を諦めたり、仮初の安心を親に与えようとしたりしなくて本当によかったです。今考えたら、小中高となんであそこまで真面目にやれてたのか、不思議でなりませんね。今の記憶を引き継いだまま小学校に戻らされたら絶対にやってけん。遅刻しても留年しないしとか言ってすぐグレます。

2021年8月の退職は、人生で最も実りある決断として語り継がれてゆくことでしょう(どこで?)

 

この記事はなぜか深夜3時に書いてますが、明日も楽しく絵を描いてまったり家で過ごせるのが幸せです。この幸せな生活を維持・そしてゆるやかに向上させていきたいなと思っています。

 

考え方を変えられる本・作品

とはいえ「急に考え方を変えるなんてムリだよ」という声がわんさか聞こえてきそうなので、僕が参考にした書籍などを紹介しておきます。

偉そうに語っている僕もこういう書籍を読んだり、哲学者の名言を聞いたりしたおかげでここまでたどり着きましたからね。先人の声が聞ける本はやはり偉大……。

 

ロジック1「のびのび生きることが最大の親孝行」に役立つ本など

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ド定番ですが、賞罰教育の呪縛から解放してくれる良き話が語られています。ストーリー調なので読みやすいですよ。

 

ロジック2「世界はそれでも回り続ける」に役立つ本など

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こちらもド定番ですが「相手は相手。自分は自分」と割り切る力をつけてくれます。こちらもストーリー調。

 

ロジック3「適材適所で人は輝く」に役立つ本など

僕はその他の哲学書や番組もあわせて参考にしましたが、この本も総合的に参考になりました。Kindle Unlimitedで読めるので、無料キャンペーン対象の方はぜひ読んでみてください。

 

手前味噌ですが、僕の著書にも「やりたいことをやる秘訣」みたいな話をまとめてます。こちらもKindle Unlimitedで無料で読めるので、上の本と合わせて読んでみてくださいね。

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※僕は2ヶ月99円キャンペーン対象でした。一度使った人でもまた対象になるみたいです。

 

まとめ

優等生の仮面を捨て去る3つのロジックは以下のとおりです。

「のびのび生きることが最大の親孝行」
「世界はそれでも回り続ける」
「適材適所で人は輝く」

もうええんやで。自分に合わない方法で期待に応えるのはしんどいんやから。仮面なんか捨てて、のんびり生きてやりやしょう

ひこすけ助手

 

最後に僕が愛するアイカツ!シリーズの名曲の歌詞を贈ります。

夢は見るものじゃない 叶えるものだよ
輝きたい衝動に 素直でいよう スタートライン!
出典:「せな・りえ from AIKATSU☆STARS! スタートライン! 歌詞 – 歌ネット」, https://www.uta-net.com/song/208469/(2022-12-22参照)

 

以上、アニメ化目指して漫画を描くひこすけ(@hiko_fire)でした。

1 COMMENT

小栗

フォロワーの多くは28歳で900万円で会社辞めて生活できるかどうかが気になっています。
仕事が嫌なら会社辞めろといわれても、それから先の人生どうやって生きていけるか気になるものです。
ひこすけくんは低資産でリタイアした代表格だから最低でも資産推移だけは毎月継続してほしいです。投信の推移だけなら不要だと思います。

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