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アメリカのミレニアル世代(80年代~00年代生まれの若者)を中心に話題を集めているFIREムーブメント。
2018年末以降、FIREムーブメントがGIZMODEで紹介されてからは日本でも密かに話題になってきました。
そして僕はこのFIREという人生の考え方・生き方に共感し、FIREを目指すことを決意しました。
そんなFIREを目指している僕が「FIREとは?」を詳しく解説していきます。
FIREムーブメントを一言で言うと?
ズバリ、FIREムーブメントを一言で言うと
生きていける資産を貯めて、さっさと会社とか辞めて自由な人生を生きようぜ!
という考え方・社会的な動きです。
FIREは何の略?
FIREとは、Financial Independence, Retire Earlyの略。
図のとおり、
- Financial Independence=経済的独立
- Retire Early=早期退職
を意味します。
FIREの特徴は?
- 一般的なサラリーマンでも実現可能
- お金面や生活面の具体的な指標がある
- モノからコト消費へ移る現代の考え方に適している
という感じ。
ではFIREがざっくり想像できたところで、もう少し詳しく解説していきましょう。
アメリカでのFIREムーブメントの定義
FIREムーブメントがなんとな~く想像できたところで、まずは文化の発祥であるアメリカでの定義を紹介します。
FIREムーブメントの定義[アメリカ版]
- Financial Independence, Retire Earlyの略
- 経済的独立・早期退職を目標とするライフスタイルを啓蒙するムーブメント
- ミレニアム世代を中心に話題となっている
- 達成方法:収入増や支出減を模索しながら、意図的に貯蓄率を最大化すること
- 目的:FIRE達成後の生涯の支出を賄うのに十分な不労所得を得ること
- 貯蓄目標:年間生活費×25
- FIRE達成後は貯蓄を4%の利回りで運用
- またFIRE達成後の生活費は金融資産の4%を上限とすることで貯蓄を取り崩すことなく生活が可能
Wikipediaより抜粋、一部編集
これらがアメリカ版というか現在のスタンダードな基準です。
分かりやすいのは、
- 貯蓄目標=年間生活費×25
- FIRE達成後は貯蓄を4%の利回りで運用
- またFIRE達成後の生活費は金融資産の4%を上限とすることで貯蓄を取り崩すことなく生活が可能
という明確な基準がある点ですね。
同じようなライフスタイルにセミリタイアってありますよね。
まあ似たようなものなんですが、セミリタイアって検索しても、いまいち
- どのくらいの資金を貯めればいいのか?
- どんな生活をしていけばいいのか?
がよく分からないんですよ。達成した人の条件もバラバラですし。
その点FIREはある程度の基準が定められているので分かりやすいです。
FIREの種類[Fat FIRE/Lean FIRE]
FIREにはいくつかの取り組み方があり、必要な貯金額や目標によって分類されています。
あとから説明しますが、令和時代の日本の若者はやはり「Lean FIRE」を目指すべきでしょうね。
Fat FIRE
リッチに生活するためにたくさん働いてたくさん働くぞ!
という考え方。
たくさん脂肪を蓄えるという意味でFat FIREと呼ばれてます。
なんだかアメリカっぽいですねw
Fat FIRE
日本版Fat FIREの定義とは?収支や必要資産・リスクを考察してみた【FIREムーブメント】
Lean FIRE
質素な暮らしを目指して支出もゴリゴリ削っていくぜ!
という考え方。
Fatに対して余計な脂肪の無い引き締まった痩せ型のイメージなので、Lean FIREと呼ばれています。
「やせ細った」と訳しているサイトなどもありますが、僕的には「細マッチョ」のイメージですね。
解説記事
Lean FIRE(リーンファイア)の意味・実例を解説【FIREムーブメント】
アメリカでのFIREムーブメントの実例
とまあ堅苦しい基準を並べてもイマイチぴんとこないかもですね 笑
ではアメリカでFIREを達成した人たちの例を見てみましょう。
Pete Adeney(ピート・アデニー)さんの例
FIREムーブメントの火付け役とも言われている彼↑
ピートさんは令和時代の日本の若者と近い感覚を持っている気がします。
というのも、「贅沢するぞ~!」というワケではなく、「高級車とか高級料亭とか、豪華な衣服なんて別に必要ないよね。そういうものをしっかり節約すれば、充実した人生が送れるよ。」という具合にブログにつづっているんですよね。
更にはブログの冒頭に「ラットレースから抜け出したぜ」と書いていることから、やはり永遠とサラリーマンとして働くような縛られた生活は嫌だったんだなと伺うことができます。
参考までに彼の資産などの状況を紹介すると、
- サラリーマン時代は年収750万の夫婦で手取りの50~75%を貯蓄、投資に回した
- 30歳でFIRE達成。早期退職を実現。
- FIRE達成時点で金融資産約6,000万、約2,000万円の家を保有
- 生活費は金融資産からの配当などで賄う(資産の4%だけ使う)
- 愛する妻と子どもたちと暮らしている
- ちなみにブログ収入は約4,500万円ある年もあるらしい(これがなくても生活はできるとのこと)
とまあこんな感じでピートさんは節約や投資を積極的に行い、派手な消費をしないことで経済的独立と早期退職を果たしたのです。
30歳でもう働かなくていいって最高ですよね。
想像してみてください。あなたが新卒の会社員だとしても、あと10年も働かずに済むなんて素晴らしすぎ……。
そしてFIREの考え方に従ってこれから人生を送っていけばある程度誰でも実現可能なプランだとしたら、それはとっても魅力的じゃないですか?
僕はこの記事を書いている時点で26歳なので30歳でFIREするには鬼労働・鬼節約する必要がありそうですが、少なくとも30代でFIREしたいなとは思い、このブログを始めたワケです。
日本でのFIREムーブメントの定義
結論から言うと、日本ではまだFIREムーブメントの話をしている人はほとんどいないので、あまり議論されてません。
FIREを実践しています!という日本人なんて数えるほどしかいないので想像もしにくいですしね。
なので日本におけるFIREムーブメントの定義は、今のところアメリカとほぼ同様と思っていいかと思います。
ひとつ言えるのは、令和時代の若者は「ミニマルな生活で支出の少ない暮らし」を目指すLean FIREを目標にすべきだろうということです。
僕を含めた現代の若者においては、大きな家や高級車といった「モノ」にはさして興味がなく、楽な仕事や自由な人生という「コト」を重要視している人が圧倒的に多い気がするので、時代にはあっているんじゃないでしょうか。
FIREムーブメントとは?のまとめ
ということで「FIREとは?」について解説してきました。
もしあなたの中に「FIRE気になるな……」という気持ちが生まれたのなら、ぜひこちらの記事も参考にしてもらえるとより良い人生にする手助けになるんじゃないかと思います。
FIREを目指している僕ひこすけのプロフィールも後悔しています。
ちょっとでも気になったら覗いてみてくださいね。質問もお気軽にどうぞ!
以上、FIRE目指して副業中のひこすけ(@hiko_fire)でした!
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