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こんにちは、FIRE目指して副業中のミニマリスト、ひこすけ(@hiko_fire)です!
このページでは、
FIRE 最強の早期リタイア術――最速でお金から自由になれる究極メソッドについて、
- 特に重要だと思う部分
- 他の本には書かれていないFIRE達成後の資産運用方法
を要約します。
正直そんなに期待はしてなかったんですが、読み始めると手が止まらなくなるし、思いのほか実用的で「これはいい本に出会った!w」とニヤけてしまうほどに収穫がありました。
(実際、一晩でほぼ読んでしまったレベル)
特に「FIRE達成後に暴落が来た時の対処法」なども実践的な内容が掲載されていて、参考書として役立つなあと思いましたね。
FIREを目指す身として、読んでよかったです。
- 再現性が高く、早期にFIRE達成する方法が分かる
- FIRE達成後の資産運用法(出口戦略)が分かる
この本ってどんな本?
「FIRE 最強の早期リタイア術――最速でお金から自由になれる究極メソッド」は、全米で話題になり、ニューヨーク・タイムズ、CNBC、ハフポスト、CBCなどで取り上げられたFIRE第一人者の書籍の日本語版。
FIREは米国では既にかなりの話題になっているようですね。
内容をひとことで言うと?
一人の女性が極貧生活からミリオネアとしてFIRE達成し、その後も継続的にリタイア生活を成功させる「再現性の高い実現方法」を記録した本
といった感じ。
なんと言ってもこの本の魅力は再現性の高さ。
やればできる!報われる!
そんな風に地道にコツコツ取り組む早期リタイアメソッドは、日本人の気質にかなり合ってますね。
実際に自分自身のFIRE計画をする時の参考書としても大いに使える、かなり便利な本です。
これは読んでみてよかった。
大事なポイントは3つ
「FIRE 最強の早期リタイア術――最速でお金から自由になれる究極メソッド」に書かれていて、他の本には書かれていない重要なポイントは3つ。
それがコレです
- 欠乏マインド
- まず稼げ
- リタイア後の失敗防止策
この3本柱があるからこそ、彼女はFIREを達成したと言っていいと思います。
というかこれを抑えておけば、正直日本人なら誰でも達成できるんじゃないですかね?
著者なんて極貧すぎて「今月は温水と電気のどちらを我慢するかを悩む、そんな時期もあった」なんて言ってますからね。
日本人でそんな状況の人ってほとんど居ないですし、これを読んでいるということはそこまでの貧困にあえいでいるワケではないですから、頑張ればほぼほぼ達成できるでしょ!
(なんか自信出てきた)
もちろんその他のテクニックも役立ちますが、今回はそんな重要な3本柱についてのみ、解説します。
その他のテクニックや、詳しいいきさつを知りたい方は本書をご覧ください。
要約 FIRE 最強の早期リタイア術
3つのポイントに絞って要約していきます。
欠乏マインドを活かせ
著者は幼少期、
- 1日44セント(46円)で過ごし
※1$=106.3円 - トイレは穴を掘っただけの家に住み
- 医療廃棄物のゴミ山を漁っておもちゃを生み出す
といった極貧生活を送っていたらしいんですよ……
日本じゃ想像できなさすぎてちょっと頭が追いつきませんね
しかし、そんな無茶苦茶な貧困層だったとしてもFIREは達成できたんです。この時点でまず自信つきますよね。
そして著者は、この「欠乏マインドこそがお金や自由に対して貪欲になれた理由だった」と語ります。
欠乏マインドとは、
- 食べるものを手に入れるために魚の骨の髄までしゃぶりつくす
- おもちゃが無ければ作ればいい
といった、無いからこそ貪欲に求めるという精神状態。
僕もこれは身に覚えがあるんですよ
入社して1年目から残業地獄に陥り、40時間……50時間……60時間……と残業は増えていきました。
そんな状況だと、たま~~に夕方5時で帰る時の「空の明るさ」にびっくりするんですよね。
「まだ明るい!」って。
その時はもう毎日泣きながら通勤してましたし、会社に近づくにつれ頭痛・胃痛・発熱・吐き気が同時に襲ってくるというひどい状況になってたんです。
そのおかげで僕は
「こんな生活、二度と送りたくない。」
「絶対に会社や組織に頼らない生活を作り上げるんや……!!!!」
と奮い立ち、倹約や副業に励むことができるようになりました。
あなたがFIREを「目指しはじめた」「気になりはじめた」その理由はなんでしょう?
きっと「会社に行きたくない」「自由な生活がしたい」といった思いがあるはずです。
著者から言わせれば、「その欠乏マインドを武器に、倹約や収入アップに取り組むのがええで!!!」
ってことですね。
ということでまず1つ目の柱は、
欠乏マインドを武器にせよ
というメッセージでした。
まずはお金を得よ。POTスコアで職業判断すべし
著者の幼い頃からの夢は小説家だったそう。
ひこすけ
しかし著者は、夢を追いかける前に資産形成を優先すべきだと言います。
確かに小説家は大ヒットしないと収入が厳しいですし、そもそも必ずしも夢がお金になるとは限りませんからね……。
確かにこれには同意です。
いくら夢が実現できたとは言え、最低限の生活もままならないと心からその生活を楽しめませんもん。
僕自身もラノベ作家になってアニメ化させる野望がありますが、まずはFIRE達成して安定した生活基盤を整えてからその野望を叶えようと思ってます。
POTスコアで職業判断すべし
さらに著者は収入を得る手段についてもしっかり計算をして選ぶべきだと言います。
これは何も就活中の学生に限った話ではなく、転職を目指す人、副業を始める人にとっても重要な考え方だそう。
その考え方は、こういうもの。
POTスコア=収入を得るためにかかるコストパフォーマンス測定スコア
(POT=Pay Over Tuition)
これは例えば
コンピュータエンジニアになるために学位を取るにはいくらの学費がかかるのか?
といった目線で職業を選ぶ考え方。
もちろん学位のみならず、スキルアップして転職する際の学習費用に置き換えても問題ナッシングです。
副業であれば、スキルアップと事業経費の費用ですかね。
もしくは費用を時間に置き換えてもいいかもしれません。
計算方法は本書を読んで頂きたいですが、僕の給料を計算してみるとこうなりました。
学位を得る費用 | 100万円 |
現在の給与 | 400万円ー161万円=239万円 |
POT | 2.39 |
おお、著者の2.81と比べても良い感じのスコアですね。
※家庭の都合で授業料免除になり学費がほぼかからなかった分、スコアが伸びました。
あなたのPOTスコアはいかがでしょう?
まあとは言え過去を振り返っても仕方がないので、この先転職したり、副業を始めたりする時に参考にしてみるのが良さそうです。
ということで2つ目の柱は、
まずはお金を稼げ。
仕事を選ぶ時はPOTスコアを重要視せよ。
というメッセージでした。
※どちらも最低賃金の計算は含まない
副業ブログ
収入を得る費用 | 2万円 |
現在の給与 | 24万円 |
POT | 12 |
※費用が全然かからないので、収入が伸びれば更に費用対効果が良いことになりますね。
会社の給料
学位を得る費用 | 100万円 |
現在の給与 | 400万円 |
POT | 4.0 |
本題とはそれますが、双方を比べるとブログの収益性が桁違いに良いことが分かりました。
初期費用・ランニングコストをかけずに稼げるブログはやはり強い……。
リタイア後の失敗確率を下げる方法
FIREの話でなかなか触れられないのが
「達成した後の話」
それもそのはず、FIRE達成した後は別にその様子を発信する必要が無いですからね。
だってお金には困ってないし 笑
しかしFIREを目指す者にとって、
FIREを達成した後どのように資産を取り崩すのか?
4%ルールは本当にうまくいくのか?
FIRE達成直後に株価が暴落したらどうするのか?
などは喉から手が出るほど欲しい情報。
特にFIREで推奨されているインデックスファンドへの投資は、株価暴落時には資産価値がガツンと目減りし、安値で売却せざるを得ないリスクを抱えています。
そんなインデックス投資に対抗する手段が、本書ではなんと3つも紹介されいるのです。
ありがてえ!!!!!!
しかもその方法は既に実践し、成功しているという事実……。
これは取り入れない理由がないだろ!
ということで、その具体的な出口戦略を3つ、整理していきます。
現金クッション
株価が暴落した時、インデックスファンドを売却せずに生活費を賄うための現金を用意しとこう
という話です。現金を綿の代わりに詰めて豪遊する遊びではありません。
これは僕も提唱してましたが、やはり実際に効果があるようですね。
↓この記事
【詳しく解説】FIRE達成後のインデックスファンドの引き出し方【出口戦略】現金は株価が暴落したり、デフレが起きた時には強いです
具体的には
現金クッション=(年間支出-年間利回り)×年数
で必要な額が求められます。
例:ひこすけの場合
年間支出 | 120万 |
配当用資産 | 1,000万 |
年間利回り | 3% |
年数 | 5年 |
(120-1,000×0.03)×5=450万円 |
- 年間支出…そのままです
- 配当用資産…次の利回りシールドで解説します
- 年間利回り…次の利回りシールドで解説します
- 年数…世界恐慌に耐えるなら5年とのこと
利回りシールド
資産の一部を高配当商品にしておくことで、株価暴落時でも配当を受取り、株式の売却を防ぐことができる
といった役割を担うのが、利回りシールド。
もし資産が全てインデックスファンドで、リタイアした年に株価が暴落したとします。
するとインデックスファンドを早速安値で売却することになってしまいますよね。
こうなると「安く買って高く売る」という株式の大前提が守れません。
その結果、「Trinity Studyでは95%の確率で成功する」という計算だったとしても、わずかな5%側になってしまい、資産が尽きることになってしまいます。
一方でこの利回りシールドは、株価が下がったとしても基本的には同じ配当金が貰えます。
そうすれば暴落時でもインデックスファンドを売却することなく、生活費をまかなうことができるというワケです。
地理的アービトラージ
通貨の強い国(アメリカなど西欧)で稼ぎ、通貨の弱い国(タイなど東南アジア)で暮らす
という方法。
こうすればアメリカではカツカツの生活費だったとしても、タイなどでは豪遊できるくらいの生活水準になるため、生活費を抑えることができるというワケです。
マナブさん(@manabubannai)も日本円を稼ぎながらタイで暮らしているので、めちゃくちゃ稼いでるのにめちゃくちゃ支出が少ない状況を維持できてますもんね。
著者の場合は定住するというよりかは、各地を旅行しまくって地理的アービトラージを活用しているそう。
結果的に物価の高いカナダに住むよりも、旅行していた方が生活費が少なくなるといった状況が起きるというワケです。
ひこすけ
この本は参考書として使える
今回は「FIRE 最強の早期リタイア術――最速でお金から自由になれる究極メソッド」から、特に重要と思われる部分をピックアップして要約してみました。
この本はなんと言っても再現性がすごく高いので、自分がFIREを計画する時に参考書として使えるのが魅力的なんですよね~
現金クッションや利回りシールドといった考え方は、アセットアロケーションやポートフォリオをどのように配分していくかを考える時にめちゃくちゃ参考になります。
具体的に式まで書いてますしね!
このページは紹介しきれてませんが、他にも
- ローンの考え方
- お金の使い方
- 持ち家か賃貸か
- 銀行口座の管理方法
- 子どもについて
- 早期リタイアの負の側面
といった内容のアイディアや経験談が語られてます。
これらはどれも実践的で「日本でも普通に役立つじゃん!」という考え方ばかりでした。
気になる方はぜひ本書を読まれてみてください。
電子書籍も出てるので、僕は楽天ポイントで購入しました。
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当ブログ「FIREラボ」でもこうしたリタイア後の資産運用に関する情報から、オンリーワンのFIRE人生を幸せに送るための考え方などを発信しています。
スキマ時間にサクッと読めますので、ぜひ参考にどうぞ~
【FIREラボおすすめ】FIRE達成に役立つ書籍一覧【人生・お金など】
この本の好きなフレーズ
ひこすけ
より多くのモノを所有するほど、人はより不幸になり、よりストレスを抱えるということです。逆に、より少ないモノを所有し、旅行や新たなスキルの習得など経験によりお金を使うほど、人はより幸福になり、より人生に満足するのです。
FIRE 最強の早期リタイア術――最速でお金から自由になれる究極メソッド 第6章より
ひこすけ
その日、ブライスは青と銀のポンポンを持って振りながら、玄関で私を迎えました。
FIRE 最強の早期リタイア術――最速でお金から自由になれる究極メソッド 第9章より
ひこすけ
東南アジアは旅のポートフォリオにおける債券のようなものです。
FIRE 最強の早期リタイア術――最速でお金から自由になれる究極メソッド 第12章より
ひこすけ
その「伝わる人にしか伝わらない表現」好きwww
でもとてもよくわかりますw
以上、FIRE目指して副業中のひこすけ(@hiko_fire)でした!
Have a nice FIRE!
当ブログ「FIREラボ」では
など、FIREムーブメントを目指す全ての人に役立つ情報を発信しています。
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