【チェック表あり】退職前にやるべき12の準備【FIRE・セミリタイア達成直前の人向け】

【チェック表あり】退職前にやるべき12の準備【FIRE達成直前の人向け】

こんにちは、FIRE目指して副業中のひこすけ(@hiko_fire)です!

 

FIRE・セミリタイア達成を目前にすると、

ひこすけ

サラリーマンのうちにやっておくべことはあるのかな?

と不安になりますよね。年金税金のことって会社が全部やってくれるし。

 

それにフリーランスになる人向けの準備リストとかはよく見かけるんですが、FIREやセミリタイアする若者向けの解説ってあんまり無いんですよね。

そこでこのページでは、

FIRE・セミリタイアを達成し、退職する若者に向けた準備や手続き

これについて解説していきます。

 

まだまだFIREが遠いというあなたも今のうちに準備をしておくと焦らずに済むので、チェックしておいて損はないかと思います!

※このページでは「退職前に準備しておくこと・決めておくこと」をまとめています。
退職後の手続きなどは別のページで解説予定です。

 

社会保障制度系(年金・税金・健保)

とりあえず「よく分からないランキング1位」に君臨してそうな、年金や税金の手続きから。

正直ここをバシッとやっておけば、他は最悪なくてもOKです。

(他もやっときゃよかったな〜とはなるけど)

 

年金

会社に勤めている間は厚生年金に加入してますが、辞めた後どうするかは自分で決める必要があります

具体的には次の3つの選択肢のうち、どれを選ぶかを決めておこう!

 

国民年金に切り替えて普通に納める(第1号被保険者)

まずはもっとも一般的な方法。

自営業・フリーランスの方と同じ、国民年金に加入することになります。

 

会社を辞める前から副業などで事業で稼いでいるのであれば、まずこちらになると思って問題ないですね。

※年収が130万以上あるなら、後に挙げる配偶者の扶養にも入れませんしね。

 

国民年金に切り替えて免除申請をする(第1号被保険者)

次におすすめなのが、国民年金に切り替えるけど免除申請を出しておく方法。

FIRE達成したということは、少なくともフルタイム勤務することはないですよね。

となると配当金や資産の取り崩しからの収入はほとんど無いはず。

 

国民年金はそんな方に対して支払い免除という制度があるので、これを活用しましょう。

ただしここで気をつけたいのが、免除はできるけど支給額は減ってしまうということ。

 

ですので、僕の案としては

免除を利用しつつ、本当は支払う予定だった額を投資に回す

のがいいかと思います。

 

実際計算してみたんですが、その方がトータルリターンは大きいんですよね。

免除の基準額などはこちらを参考にどうぞ。

貧乏生活ならFIRE達成も夢じゃない?シミュレーションしてみた!【セミリタイア・アーリーリタイア】 – 年金

 

会社員の配偶者の年金に入る(第3号被保険者になる)

もしあなたが退職後、

  • 年収130万以下
  • 配偶者が会社員として厚生年金に加入している

これらの条件に当てはまるなら、その配偶者の年金に一緒に加入するのがお得です。

 

この方法なら、

  • 自分は年金を払わなくて良い
  • 配偶者もプラスで払うことは無い
  • でも年金は貰える

という状況になるので、かなりお得です。(もはや裏技レベルw)

 

一つ難点を挙げるとすれば「配偶者の扶養にしか入れない=結婚」が前提なので、それがクリアできるなら使いたい制度ですね。

 

健康保険

健康保険は自身の収入と保険料を計算し、どれを選ぶかが決まってきます。

具体的には次の4つから選ぶことになりますね。

 

ひこすけ

僕の場合、退職時は事業収入がある程度ある予定です。

なのでその時点で任意継続と国民健康保険のどちらが安いかを計算して加入しようと思ってます。

 

 

会社の健康保険を任意継続

会社を辞めると通常その会社で入っていた健康保険には入れないのですが、一定の条件を満たすと2年間だけ継続加入することができます。

保険料は前年の収入を元に決まるので、会社を辞めて直後は任意継続した方が安いパターンが多いんです。

  • メリット
    • 国民保険の方が高い場合は任意継続の方が安い
  • デメリット
    • 当然ながら会社員時代の2倍の保険料を支払う必要がある
      (ただしどうせ払わなければならないので、国民保険より安いならデメリットにはならない)

 

国民健康保険に加入

会社を辞めて自営業者になると、基本的には国民健康保険に入ることになります。

しかし国民健康保険は収入に応じて保険料が上がってしまうので、会社員時代と比べてかなり割高になるんですよね。

 

なので思考停止して国民保険を選ばずに、上で紹介した任意継続や、これから紹介するその他の健康保険を選んでいきましょう。

  • メリット
    • あれこれ選ばなくて済むので楽
  • デメリット
    • 収入が増えると保険料の負担が増えてしまう

 

文芸美術国民健康保険組合などに入る

もうひとつの選択肢が通称「文美国保」と呼ばれる健康保険に入るパターン。

こっちなら保証はほぼほぼ同じなのに、いくら稼いでも保険料が同じというメリットがあります。

 

職種によっては加入できないこともありますが、Webを生業にしているなら大丈夫そうなのでこちらも要チェックです。

  • メリット
    • いく収入が増えても保険料が定額
  • デメリット
    • 特定の職種に限定され、職業団体に所属する必要がある

参考:文芸美術国民健康保険組合

 

家族の扶養に入る

そして最後のパターンは家族の扶養に入ってしまうパターン。

もしFIRE達成時にまだ親が働いていたり、兄弟姉妹が働いているのであれば積極的に家族に頼っていきましょう。

 

なんと保険料を払わなくても保険に加入することができる上に、扶養してくれる家族の税金も下がります。

個人事業で年収が130万以上あると入れませんが、そこまで収入がないなら入れないかの検討をすべき!

  • メリット
    • 保険料を支払わなくて良いのに保険に加入できる
    • 扶養してくれる家族の税金が下がる
  • デメリット
    • 会社員の家族が居ないと成立しない
    • 130万以上稼ぐと扶養に入れてもらえない
      (特別徴収の配当・利子所得は除く!)

 

税金

お次はこれまたよく分からない税金関係の話。

会社を辞めるにあたって特に関係があるのは、住民税・所得税ですね。

 

住民税

会社を辞め、特に別の場所で雇用されない場合、その後の住民税は自分で支払う必要があります(=普通徴収)

住民税は前年の1月~12月の収入で決定するので、退職前の準備としてはそれらの出費を準備しておくことが必要ですね。

 

事前の手続きなどは特に不要です。

しっかりお金を分けて準備しておきましょうw

 

所得税

所得税は毎月の給料から引かれているので特に何も準備することは無いです。

強いて言うなら年末調整をしてくれないので、自分で確定申告する必要があるといったところですね。

じゃないと払いすぎた所得税が返ってきませんので。

 

失業保険(雇用保険)の受給手続き

会社を辞めると、一定の条件を満たせば失業保険がもらえます。

細かい規定はありますが、

  • ハロワに通って再就職の意思を見せる
  • 開業届けを出していない

こうした状況であれば大体受けられます。

 

事前の準備は特に必要無いですが、退職後はバタバタするので貰える条件を事前に確認しておくのが良いですね。

参考 図解でわかるお金の基礎知識まとめ【貯める編】- 退職したら失業保険をもらおう!リベラルアーツ大学

 

審査系

次にやっておきたいのが

サラリーマンの社会的信用力

を利用した審査系。

 

別にできないことは無いんですが、サラリーマンのうちの方が楽にできるため、どうせなら辞める前にやっておいた方が吉。

 

クレジットカード作成

社会人を数年しているなら既に何枚か持っているかもしれませんね。

もし作っていなかった人や、欲しいカードがある人は先に申し込んで審査をクリアしておきましょう。

 

とは言え楽天カードとか学生や主婦も持ってるしいけるんじゃないの?と思うじゃないですか。

 

ところがノマド的節約術を運営されている松本さんによると、松本さん本人の名義でエポスカードを作ろうとしたら審査を弾かれたらしいですからね。

年収数千万円クラスはあるのに。

 

なので欲しいクレカは作っておくに越したことはないです。

おすすめ:楽天カード

ひこすけ

普段使いだけでもアホほどポイントが貯まりやすいので、こだわりが無いなら楽天カード一択。

 

賃貸住宅の契約

FIRE達成したら別の場所で暮らそう、と思っている方も多いんじゃないですかね。

ひこすけ

実際、僕も現在は会社の近くに住んでるんですが、会社を辞めたらここに居る必要は無いのでもっと安い別の場所に引っ越すのもアリかなと思ってますし。

 

しかし!もう時期辞める予定なのであれば、ぜひ辞める前に審査を通しておいた方がいいです。

クレカと同じで賃貸の契約もサラリーマンの信用は厚く、フリーランスやフリーターなどにはとても審査が厳しいです。

 

サラリーマンなら会社名と連帯保証人を書いて提出すればすんなり通りますが、フリーランスだとそうはいきません。

例えば貯金残高を証明書として提出したり、半年分を前納したりする必要があるとか。

 

出せば通るので問題は無いんですが、できれば無駄なやり取りは省いてサクッと手続きしたいですよね。

なのでFIRE後に引っ越すのであれば、できる限り辞める前に審査を通しておきましょう。

 

ローンの契約・借り換え

自動車ローンや住宅ローンは組んでいますか?

もしそのローンを借り換えたり、新たにローンを組むのであれば、やはりサラリーマンを辞める前に審査を通しておいた方が良いです。

 

まあ個人的にはローンを組んでまで車や家を買う必要性を感じませんが……。

 

既にローンを組んでしまっていて、なおかつ借り換えをしたいのであればぜひやっておきましょう。

 

会社

ここからは会社をスムーズに辞めるための準備編。

できることなら、常にこれを心がけておくと気持ち的に楽です。

 

僕の場合は鬱状態の期間を経験したので、いつでも辞められるようにこれらを心がけてますw

 

有給消化を含めた退職日を決めておく

いよいよ辞めるぞ!となったら有給消化を考慮して退職日を決めていきます。

 

法的には2週間前に退職に意思を伝えればいいことになってますが、大体の企業は1ヶ月前に申告するようにと就業規則に書かれていることがほとんど。

なのでスムーズに退職するためにも、その日程感を考慮して計算しておきましょう!

 

退職日を決めたら、いつ辞めたいのかを明確にし、しっかり上司にメールや書面で伝えるのがポイント。

言った言わないになると面倒ですからね。

 

引き継ぎ資料をこっそり作っておく

業務の引き継ぎに時間がかかるとなかなか辞めにくいですよね。

なのでスパッと引き継ぎが完了するよう、自分の業務を日頃から整理しておくのがポイント。

 

会社の規定文書があるなら、それをまとめたリンク集とかを作っておくのもいいですね。

 

挨拶メールを下書きに保存しておく

退職前はバタバタするので、今のうちに挨拶メールも仕込んでおきましょう。

誰かから送られてきたメールをコピペし、サクッと編集すればOK。

どうせ辞めるんだから適当でいいです。

 

身の回りの持ち物を片付けておく

会社を辞めたのに持ち物を回収しに出社……なんてことにならないよう、しっかり私物は片付けておきましょう

 

僕は以前鬱状態になった経験から、明日から急に出社しなくなったとしても大丈夫なレベルでしか私物は置いてません

紙の書類なんかもすぐに捨てますし、私物はインスタントコーヒーくらいですかね。

 

今すぐ辞めないとしても、今のうちに片付けておくと日頃の掃除とかが楽でいいですよ~

 

返却すべき貸与品をまとめておく

当たり前ですが、会社から貸与されているものは返す必要があります。

よくありがちな貸与品をまとめておくので、チェックしてみてくださいね。

  • 社員証
  • 健康保険証
  • 定期券
  • 名札
  • 制服・作業服
  • ロッカーの鍵・ロッカー
  • 図面・企画書などの書類
  • PC
  • 携帯電話
  • 工具類など

これらをすぐに渡して退散できるよう、準備しておきましょう。

 

退職前にやるべき準備のチェックリスト

では最後にこれらをまとめたチェック表を共有します。

退職前にやるべき準備のチェックリスト@FIREラボ

こんな感じ

このリンクを開いても匿名アカウントとしか表示されないので、安心して使ってみてくださいね。

閲覧専用なので、ご自身のPCにダウンロードするかGoggleドライブのマイドライブにコピーして使ってください。

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以上、FIRE目指して副業中のひこすけ(@hiko_fire)でした!

 

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