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こんにちは!FIREラボのひこすけ助手(@hiko_fire)です。
貯金0円だった25歳からFIREを目指し始め、最低35歳での達成を目指しています。
- 早期退職なんてしたら孤独になりそうで不安だなあ。
- 孤独って本当に怖いものなのかな?
ひこすけ助手
こうした想いを一瞬でも抱く人は多いだろう。
本記事ではそんなあなたに、孤独に対する1つの考え方をシェアしたいと思う。
ちょうどTwitterで『孤独の価値』なる本が紹介されているのを見たので、その中の言葉や考えも引用しつつ、孤独を存分に語っていこうじゃないか。
風空(ふぁそら)所長
「孤独は悪」・「孤独は怖い」とかいう幻想
気づけば僕たちは昔から、
「友だち100人できるかな」
とか、
「仲間が居ると楽しいね」
なんてフレーズを死ぬほど聞かされて生きてきた。
ゴールデンタイムのドラマは恋人だ友情だとすぐ語るし、邦画も愛とか愛とか愛とかをテーマにした作品は大衆ウケしやすい。
某海賊王を目指す漫画なんか、ひたすらに友情・仲間を押してくる。
本編をあまり知らないので正当に評価はできないけれど、それを取り巻く「仲間って大事だよね(涙)」みたいな人たちの雰囲気には正直辟易してしまう。
それは『孤独の価値』の言葉を借りれば、
「虚構がつくる強迫観念」
「感動が売り物になった時代」
森博嗣『孤独の価値』幻冬舎,2014年,目次
である。
そうした経験があるからか、《仲間は大事》というメッセージを全面に押した作品を大量に目にするとアレルギー的に受け付けなくなってしまった。
アドラー的に言えば、不快な思いをしないために避けるようになった――というべきかも。
まあ確かに友だちと過ごすのは楽しいし?
なんならこの年末だって、帰省したオタク仲間と飲みに行くのを楽しみにしてる。
しかしだ。果たして孤独は悪だと言えるのだろうか?
《仲間は大事》の反対が《孤独は悪》であるとは言い切れない。
ここから、そんな幻想をぶち壊しにいきたいと思う。
孤独を愛すべき3つの理由
言うまでもなく、僕の主張は
「孤独を愛すべき」
であり、その理由は3つある。
- 理由1|孤独を克服しないと、根本解決にならない
- 理由2|孤独を恐怖する時代ですか?
- 理由3|孤独は高レベルな欲求を満たすために必要
しかもこれらの理由は、我ながら極めて合理的だと思う。
別に誰かに強要したいワケではない。
でももしあなたが孤独道を進みたいならば、その判断材料にでもしてもらえると嬉しい。
ひこすけ助手
理由1|孤独を克服しないと、根本解決にならない
孤独が辛いから、一緒に過ごす相手を探す。
孤独が辛いから、ついSNSにどっぷり浸かってしまう。
――これらの共通点をちょっと考えてほしい。
……
…………
………………
はい、ずばり共通点は《対症療法でしかない》ではないだろうか?
バケツから水が溢れているのに、とりあえずコップでちょっとすくって誤魔化すようなもの。
反対に、孤独を受け入れ、克服すれば基本的に対症療法は必要なくなる。
ひこすけ助手
それに孤独の解決を他者に依存するのはリスクが高いと思う。
まあ僕は結婚もしてないしまだ20代なのでよく分からないのは前提として、
人を相手にする以上、愛想が尽きたり、尽かされたり、死別したりするリスクを孕んでいる。
ましてや結婚ともなると、あまりに集中投資すぎて危険では?と思えてしまう。
金融投資は分散するのに、人は分散しないのか……みたいな。
(こういうことをリアルで言うと引かれるので言わない方が楽)
というか僕は……一人の相手と、責任をもって一生やっていく自信が、無い。
一方で自分ひとりで克服してしまえば、すべて自分の問題として対応することができる。
他者に左右されることも無い。
孤独は他者の力で解決するもんじゃあない。そんな幻想はぶち壊してしまえ。
理由2|孤独を恐怖する時代ですか?
狩猟採集生活の時代なら、仲間と協力するか否かは生死に直結していた。
《狩りは得意だが武器が作れない人》と、《手先は器用だが運動能力が低い人》がスキルを交換するのはよくある話だ。
(ジャンプ連載のDr.STONEを読むと想像しやすくてオススメ。アニメもあるよ)
しかし現代はどうだ?
お金を払えば、水・電気・ガスは無限に出てくる。
コンビニに行けば誰でも食料を売ってくれる。
「お前のこと嫌いだから売らないよ」
なんて言う人は居ない。
(『孤独の価値』にも同じようなことが書いてあった!)
風空(ふぁそら)所長
うん、言いたいことは分かる。でもホウレンソウができれば十分でしょう。
休日まで仲良くゴルフに行かなくても給料はちゃんと貰えるし、雑談なんてしなくてもクビにはならない。
僕自身、趣味・価値観があう人以外とはほぼ会話することは無い。疲れるし。
それで窮屈な思いをすることも無いし、給料が減ったことは無い。
成果を論理的にアピールすれば、ちゃんとボーナスの査定に反映もしてくれる。
もちろん超仲が良ければ忖度はあるかもだけど、困るワケではない。
ひこすけ助手
協力しないと生きていけない時代なんてとっくの昔に終わってる。そんな幻想はぶち壊してしまえ。
(協力してないように見えるが、実際は分担された労働により価値を創出し、消費もしているので間接的に協力している。資本主義だからみんなそう)
理由3|孤独は高レベルな欲求を満たすために必要
自己啓発でお馴染み、マズローの欲求5段階説のお話。
特に上位2つの《承認欲求》《自己実現欲求》&エクストラ欲求《超越的な自己実現欲求》は、仲間とワイワイしているだけでは達することが難しいだろう。
これらの高レベルな欲求を満たすには、孤独をひたすらに突き進み、創作や能力向上に独りで挑むことが重要である。
創作はいつだって独りだ。
このブログを書くのだって独りだし、頭を使ってアイディアを出すのもやっぱり独り。
『孤独の価値』では小説と漫画を事例に解説されているので、そちらを読むとイメージが膨らむかも。
という人も、実は例外ではなかったりする。
なぜならマズローによると、これらの欲求を満たすと上の欲求が発現してしまうからだ。
つまり、安全や所属の欲求が満たされると、いずれ大抵の人は高レベルな欲求が満たせず、パッとしない人生を送っている気になる。
結局は一人一人の力をまず発揮することが重要。みんなと協力するのはその後。
最初から協力するなんて、そんな幻想はぶち壊してしまえ。
FIRE・セミリタイアは孤独になる可能性が高い。でも恐怖する必要はない。
FIRE・セミリタイアすると、単純に会社の繋がりが消える。
会社の《知り合い》と多くの時間を過ごしていた人は、退職すれば会うこともなくなるだろう。
もちろん《友だち》になったのなら別だけれど。
それに《サラリーマン》でなくなると、同じ属性の人とは話が合わなくなり、次第に距離ができるかもしれない。
こうした意味でも、FIRE・セミリタイアすると孤独になる可能性は高い。
しかし!そこには何の心配も無い。
なぜなら孤独は悪くないし、怖くもないからだ。
むしろ必要で、進んで手に入れるべきものですらある。
FIRE・セミリタイアすると孤独に押しつぶされてしまいそう……そんな幻想はぶち壊してしまえ。
参考図書
『すべてがFになる』の作家さん。
孤独に向き合い、孤独を愛し、孤独に価値を感じている姿は、FIREやセミリタイアを目指す人には良い刺激になると思います。
僕自身、読む前から「絶対好きだろうな~」と思っていたら案の定。
ちょこちょこと、
ひこすけ助手
とか言いながら読んでましたw
内省が深まって面白い本だった。
本を紹介してくれたLobsterさん(@musclefund_com)ありがとうございました!
以上、FIRE目指して研究中のひこすけ(@hiko_fire)でした!
Have a nice FIRE!
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