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アニメ化目指して漫画を描いているひこすけ(@hiko_fire)です。
サイドFIRE達成後、イラスレーター・漫画家として活躍するという自己実現のために資産も積極的に使いながら頑張っています!(2022年〜)
今回は1年以上前に頂いたマシュマロに答える形で、まずは大きな悩みどころである「FIRE資産は米国・全世界どっちに投資すべき?」について解説していきます。
放置しまくっててすみません……
誹謗中傷で荒れまくっていたので開いてませんでした……
今はフォロワーさん限定にして募集してるので、また質問を頂いたら答えていこうと思います。
マシュマロ:https://marshmallow-qa.com/hiko_fire?utm_medium=url_text&utm_source=promotion
結論
少ない資産で戦うなら米国(VTI、S&P500等)
米国の主要な500社、または小型株も含む米国全体に投資できるインデックスファンドやETFです。
例
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
しっかり貯めるなら全世界(VT、ACWI等)
米国や日本、インドなど全世界の株式に投資できるインデックスファンドやETFです。
例
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
根拠を以下に示していきます。
根拠
米国と全世界で悩んでしまう理由
ここ20〜30年の成績はどちらも大差ない
米国が強すぎる
この先どの国が覇権を握るかわからない(時価総額的な意味で)
それぞれ解説します。
ここ20〜30年の成績はどちらも大差ない
勉強熱心な方は既にご存知と思いますが、ここ20〜30年の全世界と米国の利回りはほとんど変わりません。
これは世界に占める米国の割合が過半数を超えており、さらに彼らがグローバルにビジネスを展開しているため、米国の動きがほぼそのまま世界の動きになるから。
となるとどちらでも良いよねとなるのですが、次に挙げる2つの理由からどちらか悩むことになるのです。
米国が強すぎる・信託報酬の違い
どちらを選んでも同じような結果になるのですが、米国があまりに強すぎるので、全世界にすると他の国が足を引っ張ってリターンが少し悪くなる可能性があるんですよね。実際にそれは起きていて、少しだけリターンは低いです。
なのでオルカンに投資していると、少し損した気分になる人もいると思います。機会損失をしているような。
さらに全世界に投資するとコストも増えるので、信託報酬が少しだけ高いのもネック事項に。
この先どの国が覇権を握るかわからない(時価総額的な意味で)
先に挙げた2つの理由を見ると米国でいい気がしてくるのですが、それはこれまでの話であり、今後どうなるのかは分かりません。
現状ではインターネット上のデータを牛耳ってしまえば勝ち続けられますから、このレベルのゲームチェンジがない限りは大丈夫そうな気がします。
しかし新たなパンデミックやEUの規制・東側諸国の動向により今後どうなるかは分からないのも事実です。
素人の我々がここ数年の動乱を予測することができただろうか……。
これは全世界の株式評価額推移(下図)を見ても明らかで、こんなめちゃくちゃな動きをする市場を予測するなんてまず無理ですよね。
こうなるとやはり米国株に集中させるのは得策ではないと思えてきます。うーん悩ましい。
出典:Global Investment Returns Yearbook 2023 – Credit Suisse,https://www.credit-suisse.com/about-us-news/en/articles/news-and-expertise/global-investment-returns-yearbook-2023-202302.html,2023−03−30参照
ひこすけ助手
少ない資産で戦うなら米国(VTI、S&P500等)を選ぶべき理由
以上の特徴を踏まえた上で、それぞれのパターンを考えてみます。
詳しく語ると長くなるので、簡単な理由を列挙していきます。
- 少ない資産で楽な生活をしようとするとリスクを多少取る必要がある
- 米国は人口ボーナスが続く(まだ現役世代が増えるフェーズ)
- ドルが基軸通貨であるので安心感がある
- 株式は人気投票であるがゆえに、みんな米国でOKと思ってるからOK
- 従業員の即刻解雇やM&A、世界市場の掌握などドラスティックな資本主義を貫いてきた
- 共産主義の中国も結局はそんな資本主義をとって成長している
- 人類史において資本主義が経済の成長にとっては一番マシである(個人の幸福度は別として)
以上の理由から、リスクを取ってでも早く退職してしまいたい僕みたいな人には米国株への集中が得策だと考えられますね。
しっかり貯めるなら全世界(VT、ACWI等)
一方でしっかりと資産を貯める余裕があるなら、全世界の方が良いと思える根拠がいくつかあります。
- 資産価値の推移を見るとどの国が覇権を握るか分からない
- 素人では予測・認識できないことが多すぎる(パンデミック、戦争、宇宙事業、次の時代の石油は何かなど)
- 安定して良い生活を送るためには、上記リスクを抑えられる方が当然良い
- リターンをみると米国と遜色ない(生活には必要十分)
- コスト(信託報酬等)は気にしなくていいレベルに両方低い
- 米国が大人気ということは今が最高値の可能性もある
以上の理由から、余裕がある方は全世界で積み立てておき、米国の衰退に備える方がよいと思います。
オルカンの良いところは、米国がそのまま覇権を握り続けてもしっかり恩恵を受けられるということですね。
基本的に生活を守れればOKな生き方であるFIREにとっては、こちらの方が適正が高いと思います。
作戦
最後に僕の作戦をまとめておきます。
今は米国全体に投資できる楽天VTI(投資信託)にすべての資産を投資しています。
ホントにすべての資産です。
今持ってる現金は30万円程度で、ギリギリ生活できるラインしかありません。
ポートフォリオ的にも、アセットアロケーション的にも相当リスクを取ってる状態ですね。狂気かな?
とはいえ上で述べたとおり米国一点集中はリスクが高いので、ゆくゆくはオルカンに移して行く予定です。
できるだけ早く移したいと思いますが、今は収入もなくて積立もしてないし、シリコンバレー銀行破綻で評価額が死んでるので移管はもう少し先にするつもり。
動向の見方としては、GAFAMやその他の企業がAI(機械学習やディープラーニング)等をいかにビジネスに取り込んでゆくかを追っていくべきかなと感じています。
でも本当に必要なのは生き抜く力
とはいえ本質的に重要なのは、資産収入だけに依存せず、
- 楽に少し稼ぐスキル
- 貨幣を介さずに衣食住を直接得るスキル(釣りやDIYなど)
- 健康な体
といった要素をしっかり育てることだと思います。
なんだかんだ考察しましたが、お金という幻想にとらわれず、本質を見極めて生きていきたいですね。
そうした思考法についてはKindle本にまとめてあるので、興味があれば読んでみてください。
以上、アニメ化目指して漫画を描くひこすけ(@hiko_fire)でした。